純粋はちみつの規格

純粋はちみつの規格

2007年5月14日、「純粋はちみつ」に加糖の疑いがあるとして、読売新聞が発表しました。それによると、人工甘味料や水飴の混ざった「加糖はちみつ」に「純粋はちみつ」のラベルと「公正取引マーク」のシールが貼られていたということです。全国はちみつ公正取引協議会の定期検査では、規約に違反してたと疑われる商品が、過去 7 年間 610 点のうち延べ 120 点、検査対象の約 2 割にも及んでいます。
全国はちみつ公正取引協議会は、各業者に注意や警告しただけで十分な調査をせず、検査結果も公表していません。公正取引委員会では問題を重視し、調査に乗り出しました。
日本には食品を取り締まる法律は、日本農林規格(JAS)と食品衛生法の 2 つしかありません。しかも、はちみつには JAS 法による基準もありません。
そのため、JAS 法の代わりとなるのが、業界団体である(社)全国はちみつ公正取引協議会が公正競争規約に定める基準で、国内唯一の指標となっています。
はちみつに JAS 法による基準がないのは、はちみつの割合の分析ができないからだといわれています。
しかし、食品規格を定める国際機関「コーデックス委員会」には、はちみつの国際規格がきちんと定められています。同委員会の定めた国際規格では、人工甘味料が加えられた「加糖はちみつ」を「純粋はちみち」として取り扱う事はできません。
現在の日本では、国際規格に基づいた「純粋はちみつ」の JAS 規格を制定することが求められています。